先日、ひさしぶりに荒木町に寄ったとき、鈴新のメニューに「そうすかつ重」の文字があるのを発見しました。いや、約10年前、荒木町に仕事で通っていたとき、まちがいなく食べたことがあるんですよ。あるんだけど、どんなものか思い出せない。
その日は既にランチの営業を終えていたので、日を改めて、久しぶりに入ってみました。
カウンターに座り、「そうすかつ重」と頼むと、おかみさんが「おろしね」と答えます。どういうものかを念押ししている感じ。そうそう、かつの上に大根おろしがのっていたんですよ、たしか。値段は1200円。安くはありません。
出てきたのは大根おろしがのったソースかつ重。カットされたかつで、ごはんのうえには千切りキャベツがしかれています。
大根おろしの印象が強い料理ですが、たしかにおろしがなければ会津流のソースかつ丼ですね。
■ごはんへのソースのかかり方
とんかつとおろしの組み合わせはおいしいですよね。たまにはこういうバリエーションもいいかもしれません。ソースかつ丼はどうしても味が単調になりがちなので、おろしと組み合わせるのは、味を複雑にするという意味でも効果的かと。いや、おいしかったです。
ただこの店のカウンターに座ると、すわっている間中、すごくおいしいそうな音が聞こえてくるんですよ。かつをじゅーと揚げる音、揚げたてのカツに包丁を入れるサクッという音。それらの音を聞くと、やっぱり普通のとんかつ定食を頼みたくなるんですよねえ。また来よう。
[2014年11月14日訪問]
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