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先日、店の看板に「ソースかつ丼」を見つけた銀座の「お結びcafe」に入ってみます。

小さなオフィスビル風のエントランスに入ってエレベーターで2階へ。すぐ目の前がお店です。ちょっとオシャレな飲み屋的な感じかな。店内は意外に広く、明るい雰囲気です。

メニューを見ると「福井名物」と書かれた文字の下に「ソースかつ丼」があります。「小鉢・香物・吸物付」で900円。ここはせっかくなのでその隣りに書かれた「ソースかつ丼とおろしそばセット」を頼んでみることにします。

メニューには「越前大野の丸城清酢ソース使用」とも書かれていました。

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群馬県前橋市の「そば処大村 総社」、栃木県足利にある「加茂川」など、ソースの材料や作り方にこだわっていると書いている店は入ったことがあるのですが、ソースの銘柄自体を明記するのは珍しいな。

越前大野というのは福井県大野市にある駅名のことなんですね。観光協会のホームページには「名水のまち」と書かれています。水がいいからソースもいいということなのでしょう。

「越前おおの」の特産品を集めた、というホームページには「ソースかつ丼専用ソース」も売っています。「おいしい天然水と、厳選した野菜と果実の旨み、ほど良い酸味がバランスよく重なり、美味しさをそそる香りが絶妙な味わいを演出します」とのことです。このソースを作っているメーカーが「丸城清酢有限會社」なのか。事業内容は「食酢、ソース類の製造及び販売」だそうです。

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おろし蕎麦は、竹を割った器に入っています。色がついているのは漆ですかね。福井と言えば越前漆器が有名です。ただ漆器は食洗機に入れられないので、忙しい家庭や飲食店、学校給食などで出すには効率が良くないのが悩みの種と越前漆器の業者さんに聞いたことがあります。

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かつは3枚。ソースかつ丼は、衣にソースがたっぷりしみています。「食の國 福井館」の「ソースカツ丼」と似たイメージ。

■ごはんへのソースのかかり方

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かつの下には、キャベツ、そしてレタスも盛りつけられています。ベジタブルだなあ。ごはんの量もそれほど多くありません。

野菜を2種類載せて、ごはんは小盛り。場所柄、銀座のOLさんを狙っているんですかね。実際、店内にいる客で男性は私一人。他はみんな女性でした。

ちなみにメニューには「しょうゆかつ丼」というのも載っていました。

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こちらは「越前大野の野村しょうゆ使用」だそうです。900円。「野村醤油」というのも越前大野のメーカーみたいですね。

金額的には少し高めですが、場所が銀座ですからね。満足度は高かったです。ただこの店の話を知人にしたら「お結びcafeなのにおむずびを食べなかったんですか」という指摘がありました。確かにその通りですね(笑)。

[2015年9月7日訪問] 

 

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