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このサイトを始めて以来、改めて「ソースかつ丼には定型がない」ということを痛感しています。肉はヒレもあればロースもあるし、カットしている店もあれば一口かつのところもある。かつとごはんだけのシンプルなところもあればキャベツをのせてるところもあるしさらにトマトものせているところもあり、とんかつの他にエビフライまでのせている店さえあります。

それでもやっぱりソースかつ丼を大きく分けるとしたら、「キャベツがあるか、ないか」「肉をカットしているかしていないか」という2つに収まるんじゃないかと思うのです。

このサイトを始めるきっかけとなった桐生は「キャベツなし」で「カットされていない」路線です。その拠り所は、やはりソースかつ丼の元祖をうたう「志多美屋本店」のソースかつ丼がそうだからでしょう。

これが志多美屋のソースかつ丼です。

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ただ、志多美屋本店のメニューには「脂のりのりソースかつ丼(ロース)」という料理が載っているんですよね。

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ロースということは、やはりカットされているのか。志多美屋なのに。それともロースをひとくちサイズにカットして揚げているのか。

この疑問を解消するには食べてみるしかない。というわけで注文してみました。

頼んでみると「ちょっと時間がかかりますけどいいですか」と言われます。あまり頼む人がいないということかな。ちなみに値段は1100円です。

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出てきたのは、かなりボリューミーなロースかつがのったどんぶりでした。かつはカットされています。キャベツはありません。

丼を見た第一印象は「厚い」。

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食べてみると、衣にしっかりとソースがしみていながら、サクサクした感じは失われていません。志多美屋がロースのソースかつ丼を作るとこうなるのか、という感じです。従来の志多美屋本店のソースかつ丼と違うのは、かつに脂の味がすること。やっぱり脂っておいしいですよね。

■ごはんへのソースのかかり方

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このあたりは志多美屋流です。ソースのかかったごはんはおいしい。

ただ脂のせいでしょうか、最後のほうになるとちょっと飽きてくるんですよねえ。まあ、年のせいもあるんでしょうか。次にどちらを頼むかとなったら、普通のソースかつ丼を頼むと思います。

[2015年11月2日訪問]

■志多美屋の過去記事

■志多美屋支店の過去記事
2013年11月6日訪問(ソースかつ丼)