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 新桐生駅で見つけた「桐生」という観光パンフレット、これがなかなかよくできていました。個人的には「花ぱん」というB級お菓子を店別に撮影しているページがすごくツボにはまったのですが、もちろん「ソースカツ丼」を紹介したページもあります。

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志多美屋ではなく藤屋食堂を載せているところが珍しいですね。それと「おおとら」。どういうセレクトなんだろう。掲載料をもらっていたりするのかな。

そのページに掲載されていた「とんかつ ほしの」という店にはまだ行ったことがなかったので、足を運んでみました。

桐生でとんかつ屋に入るのは「山車」以来ですかね。

玄関を入ると、いきなり「ソースかつ丼」と描かれた看板が目に入ります。

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ただメニューを見ると、ソースかつ丼はすぐには見つかりません。

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よく探すと、片隅に控えめに書かれていました(笑)。

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女性の店員さんにヒレソースかつ丼を注文します。税込で750円。

注文してしばらく経ったころ、厨房から「ソースかつ丼、キャベツはどうする?」という声が聞こえてきました。

注文をうけた女性によると「うちは基本はキャベツが入っているんです」とのこと。「桐生じゃ珍しいので、イベントに出展すると、ヘルシーでいいわねといわれる」そうです。桐生市役所のレストラン「花ぶさ」のソースかつ丼にキャベツがのっていたときもちょっと思ったのですが、やはりキャベツをのせる店が桐生にも増えているのは、健康志向の影響もあるみたいですね。ただこうやって確認するところを見ると、抵抗ある人も多いということでしょう。レジスタンスだ(笑)。

その女性によると、キャベツをのせたのは善光寺の前で食べられるソースかつ丼に影響を受けたそうです。「丸清」のことかなあ。さらに「岡山にはデミグラスソースをかけるソースかつ丼があってね」と話が広がります。「味司 野村」の「ドミグラスソースカツ丼」、食べたなあ(個人的には「白馬」の「デミカツ丼」のほうが好みでしたが)。

「うちのデミグラスソースは店主が魂を込めているので、それを丼にすると値段が(高くなりすぎる)」という話。デミグラスソース幻想も広がる展開に(笑)。

というわけで、出てきたソースかつ丼には、刻まれたキャベツがきれいにしかれていました。

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■ソースのごはんへのかかり方

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ソースたっぷり。衣はしっとりした感じ。衣にソースがしっかりしみているからでしょう、キャベツ越しにもごはんにソースはしみていました。

驚いたのは次から次にお客さんが来ること。正直、この店は桐生市の中でも商店街からかなり外れたところにあるんですよ。その上、ガイドブックにも「分かりづらい店!」と感嘆符つきで書かれているとおり、道路から見えない場所にあったりします。

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なのに私がソースかつ丼を食べているときに座れないで待つ人が出るくらいの混みようでした。ガイドブック片手の人もいたから、もしかして観光客に人気の店なのかな。

[2016年1月17日訪問]

 
ほしのとんかつ菱町
昼総合点☆☆☆☆

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